アトポス便り　No.96号(2023年5月31日) - アトピーを本当に克服したいなら

■□━━ 一般社団法人アトポスSP■□
□　アトポス便り　No.96号
(2023年5月31日)
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九州では早くも梅雨入りとなり、前線も東へ向かってやってきます。低気圧も多く、副交感への刺激も多くなることから、症状改善も停滞する時期かもしれません。梅雨が明ければ夏信号と海水浴で一気に改善ペースへ持ち込みたいですね。

ここからスタートされた皆様には、暑くて湿気の多い時期となり厳しい夏になるかもしれませんが、夏信号を借りて出来るだけ厳しい時間を少なくして基礎つくりに励みましょう。

小生はというと、この時期から秋口まで毎月6試合くらいの野球に参加しています。先週の日曜日は、東京から戻って翌早朝からの途へ出向き、還暦連盟の試合２試合を行いましたが、直射日光に約４時間、顔と手は海水浴後レベルの日焼けで、すでに真っ黒状態です。面談時は、皆さん驚くかもしれません。それと、紫外線Ｂも強くなっているのか、シミが突然と多くなってきました。年齢原因もありますが、皮膚粘膜にも隙間が多くなっているのかもしれません。お会いする方は、肝臓でも悪いのでは？と思われるでしょうが、一応健康焼けですのでご心配なく。

北海道にお住いの方々も、やっと夏を感じ始めたころだと思いますし、症状報告も前進的となっておりうれしい限りです。私は個人的にも立場的にも一番気持ち良い季節となって、なんだかウキウキしてきます。

さて、今週は『乳児期の親との唾液接触　アレルギー発症との関連判明』と、多くのマスコミで取り上げられているようです。親の唾液が乳児に移譲することでアトピー性皮膚炎発症が予防できるというのだが、免疫刺激だけでは説明できないと思うが、４８％低下など、その結果だけでメカニズムが示されないので患者は首をかしげるのが分からないのだろうか？逆に虫歯予防には親の唾液は絶対ダメだといった報道も昔あったが、どうなんだろう？

次に『アトピー性皮膚炎の市場規模は2031年に229億米ドル（現在の日本円では３兆２０００億円）に達する見込み～最新予測』と、この金額の薬が体に投与されることになるのですから、どれだけの方々が副作用に悩むのだろうと思うが、彼らはそんなこと関係ないのだろう、経済が第一なんだよ資本社会はねって感じなのでしょう。困ったものです。

さ、海水浴の計画を立てて、さらなるピカピカ皮膚を目指しましょう。

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┃◆乳児期の親との唾液接触　アレルギー発症との関連判明
2023年5月29日

　和歌山県立医科大学は２４日、乳児期（生後１２カ月未満）に親と唾液接触した子どもは、学齢期（６～１５歳）のアトピー性皮膚炎とアレルギー性鼻炎の発症リスクが下がる傾向にあることが明らかになったと発表した。コロナ禍で乳幼児が唾液接触する機会が減少し、子どものアレルギー疾患が増加している中、この結果は効果的な予防法開発につながる可能性があるという。

　研究は和歌山県立医科大のほか兵庫医科大、獨協医科大などが共同で、石川県と栃木県の小中学生の親子３５７０組を対象にアンケート調査を行った。

　アンケートでは、「乳幼児期に食器の共用があるか」「おしゃぶりの使用では親が口に入れ洗浄しているか」などを問い、関連性を把握。

分析の結果、学齢期のアトピー性皮膚炎の発症リスクは、乳幼児期に食器を共用していた場合４８％低下し、親が口に入れたおしゃぶりを共用していた場合は６５％低下していることが分かった。

　さらにおしゃぶりの共用は、アレルギー性鼻炎発症リスクが６７％低下、ぜんそくとは明確な関係性は見られなかったが、発症リスク低下の可能性を推測できるとした。親の唾液が乳児に移行することで免疫が刺激され、予防につながっている可能性があるという。
　一方で、虫歯の菌の感染リスクについては、初感染時期は歯が生えてくる生後１９～３１カ月の間に集中しており、唾液接触はその前の時期が重要だとしている。

　子どものアレルギー疾患は近年、特に先進国で増加しており、原因として清潔すぎるライフスタイルの影響が挙げられている。スウェーデンでは２０１３年、親が口に含んだおしゃぶりを使用することで、乳幼児のアレルギー予防につながるという研究結果が発表されている。今回の発表で学齢期との関連が明らかとなり、今後の研究により小児アレルギー疾患発症予防の開発につながることが期待される。

【赤嶺コメント】
原因が『清潔すぎるライフスタイルの影響』では、ぼんやりしていて分かりませんね。大学であれば、もう少し深く掘り下げて発表していただきたいものです。全部数値にしての結果だけで、実践してもなぜ改善できなかったのか、なぜ改善できたのかなど明確なプロセスやメカニズムが必要と思います。日本にあるほとんどのプレスでリリースしていますが、これから生まれる子供さんに口移しやその他の唾液移譲を行うのだろうか？明確な仕組みが理解できなければ、今の清潔両親では難しいだろうなぁ。ご苦労様でした。

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┃◆アトピー性皮膚炎の市場規模は2031年に229億米ドルに達する見込み～最新予測
2023-05-25 06:40

　世界のアトピー性皮膚炎市場の売上は、2022年から2031年までの予測期間中に15.1%の複合年間成長率で成長し、2031年には229億米ドル（３兆２０００億円）に達すると推定されます。

　アトピー性皮膚炎は、人の皮膚がかゆくなったり赤くなったりする症状です。アトピー性皮膚炎は子供に多く見られますが、どの年齢でも発症する可能性があります。症状は長く続き（慢性）、しばしば再発します。アトピー性皮膚炎は、現在、治療法が確立されていません。しかし、セルフケアや治療によって、かゆみを抑え、新たな発症を防ぐことができます。

◇市場に影響を与える要因

　病院や診療所のインフラを最新の機器や産業の進歩でアップグレードするための様々な政府からのイニシアティブの上昇。このような要因が市場成長の原動力となっています。
　発展途上国や先進国において、さまざまな皮膚トラブルを抱える患者の増加、気候の変化、可処分所得の上昇。このような要因が市場の成長を後押ししています。

　高度な医療技術の台頭や斬新な施術の採用が市場成長を向上させている。
経済戦略の変化、病院や診療所における熟練者の不足などが市場成長を制約している。

◇地域別分析

　アトピー性皮膚炎市場は、北米が最も高いシェアを占めており、予測期間中もその状態が続くと予想されます。これは、アトピー性皮膚炎の有病率の上昇と、利用可能な治療法に関する患者の意識の高まりに起因しています。さらに、医療インフラの充実と新薬の早期導入により、市場の発展が期待されています。

◇競合他社の分析

世界のアトピー性皮膚炎市場における主要な競合企業は以下の通りです：
サノフィSA
ノバルティスインターナショナルAG
ブリストル・マイヤーズスクイブ（Bristol-Myers Squibb
バイエル
AbbVie Inc
ファイザー
 アステラス製薬株式会社
リジェネロン・ファーマシューティカルズ・インク
アルカティス・バイオセラピューティクス
アサナ・バイオサイエンス
ダーマバント
イーライリリー
ガルデルマ
 インサイト
ビアトリス
レオ・ファーマ
大塚ホールディングス株式会社
その他