アトピー完全克服マニュアル~終着駅~

真実の克服理論を公開し、現医療の裏側を暴く

【腸内細菌シリーズ】⑥ ウィズ・コロナで生きる、腸内細菌・ミトコンドリアとの共生。

~出版ジャーナリスト 原山建郎

【赤嶺コメント】
イムリーな話題であり、内容もウンウンと頷ける。今回は添付のみ。

 先週(5月6日)、「ニコニコ生放送(視聴・ライブ配信アプリ)」に出演した安倍晋三首相は、リモート方式で参加した京都大学iPS細胞研究所所長の山中伸弥さんと対談した。司会者が紹介した「来年の東京五輪に間に合うようワクチンが開発される目途はあるのか」という視聴者の質問に、安倍首相は「東京オリンピックを成功させるためにも、治療薬、ワクチンの開発は日本も中心になって進めていきたいと思っています」と答えた。

 すると、途中から山中さんが割込み、「オリンピックは世界中から選手が来て、観客が来ます。すごい人間の大移動が起こりますから、これを可能にするだけのワクチンを、1年後に準備できるかというと、研究者として、率直に、かなり幸運が重ならない限り、ワクチンだけでは難しい」と釘を刺した。安倍発言からは、是が非でも「来年の東京五輪を開催する」ために、新型コロナウイルス感染拡大を「終息(撲滅)」させる治療薬、ワクチン開発を進めたいと願う「五輪ファースト」が見てとれるが、ノーベル生理学・医学賞受賞者でもある山中さんは、「来年の東京五輪(開催)はむずかしい」という見解を明らかにした。

 すでに「新型コロナウイルスの情報」を発信するホームページ(https://www.covid19-yamanaka.com/)を開設している山中さんは冒頭のコメントで、新型コロナウイルス感染拡大を「収束(折り合いをつける)」への対策を「長いマラソン」に喩えて、「ウイルスとの共存」をこれからの目標にしようと訴えている。

 新型コロナウイルスへの対策は長いマラソンです。都市部で市中感染が広がり、しばらくは全力疾走に近い努力が必要です。また、その後の持久走への準備も大切です。感染が拡大していない地域も、先手の対策が重要です。私たちが一致団結して正しい行動を粘り強く続ければ、ウイルスの勢いが弱まり、共存が可能となります。自分を、周囲の大切な人を、そして社会を守りましょう!

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信HOME)

 

 


 生命進化の「長いマラソン」といえば、地球が誕生したのが約46億年前、生命の誕生は約36億年前だといわれている。原初の生物は海の中を漂う単細胞生物(細菌などの微生物)だったが、やがて約9~10億年前に多細胞生物が登場し、そして人類の祖先である霊長類が出現したのが、約6500万年前のことである。

 ヒト(人間)の身体を構成する細胞(体細胞)の数は、約37兆個(※昔は約60兆個とされていた)だが、元はといえば単細胞(微生物)から多細胞(無脊椎動物脊椎動物)へと進化してきた動物であり、ヒトの腸内には約500種類、約100兆個を超える「腸内細菌」が棲みついている。

 腸管(口から肛門までの消化管)の表面積はテニスコート1面分、皮膚など体表面積の100倍以上もあり、免疫に関係するリンパ組織、免疫担当細胞で構成された腸管免疫系は、自然免疫系の活性化に欠かせない働きを担っている。私たちの腸内フローラ(細菌叢)がビフィズス菌や乳酸菌など〈善玉菌〉が優勢のときは、腸管免疫系がハイレベルの健康体だが、ウェルシュ菌や病原性大腸菌(有毒株)など〈悪玉菌〉が多くなると、頑固な便秘や発がん物質が心配になる。また、バクテロイデスや無毒株の大腸菌は〈日和見菌〉と呼ばれ、身体が健康なときはおとなしくしているが、ひとたび身体が弱ってくると腸内で悪い働きをする細菌もいる。

 細菌とウイルスには、同じ微生物でもかなり異なる性質がある。細菌(バクテリア)は単細胞生物であり、自己複製(栄養・水分・温度環境があれば、自分で増殖する)能力をもった微生物である。多くの細菌は宿主の細胞外で増殖する。細菌感染症の治療には抗菌薬(抗生剤、抗生物質)を用いることが多い。

 一方、ウイルスはタンパク質の外殻をもち、内部に遺伝子をもっただけの単純な微生物で、宿主である生物(細胞)の中でどんどん増殖し、他の細胞にもとり付いて、感染した細胞を破壊する。最終的には宿主の細胞(新型コロナウイルス感染では、主に重篤な肺炎)が死ぬことになり、宿主を失ったウイルスもまた死滅する。ウイルス感染症に効果のある抗ウイルス薬は、残念ながらまだ少ない。今回の新型コロナウイルス感染症対策で治験が始まったアビガン(インフルエンザの治療薬)も、レムデシベルエボラ出血熱の治療薬)も世界各地に十分な症例数があるわけではないので、いまは暗闇の中で手探りの状態なのである。

 このように、「人のいのちを奪うコロナが憎い」「この世からコロナを撲滅せよ」「武漢ウイルスさえなかったら」などと、世界中から目の敵にされ、忌み嫌われる(新型コロナ)ウイルスであるが、3月27日にアップされた書評ブログ『松岡正剛の千夜千冊』に、科学ジャーナリストのカール・ジンマーの『ウイルス・プラネット』(今西康子訳、飛鳥新社、2011年)があった。ここでは生命進化の「長いマラソン」を細胞内共生しながら、ヒトの進化にも関わったウイルスの立ち位置(共生編集的な生命系)をとりあげている。

 少し難しい話題になるが、細胞の外からやってきたのはウイルスだけではない。ミトコンドリアもまた、〈からだ〉の中で細胞内共生している。ミトコンドリアは生命進化の過程の中で、ヒトの細胞の中に入り込んだ小器官=微生物だが、1個の体細胞の中に数百個から数千個存在する。血液で運ばれる酸素とブドウ糖を利用して、ヒトの活動に必要な生命エネルギーを休むことなく作り出している。近年(2015~2016年)の研究論文には、ミトコンドリアが自然免疫応答で重要な役割を担っていることが報告されている。

 いったい、どうしてウイルスはこんなふうに「他人まかせ」なのか。なぜ自分では生きていけないのに、宿主がいると生きていけるのか。そういうウイルスはいったい何者なのか。この問いに答えるのは容易ではない。自力では自己複製できず、宿主細胞に寄生すると自己複製するのだから、ウイルスが生物であるのか、それとも生物ではないのかはいちがいには決めがたい。

 そこであらためて考えるべきは、われわれはウイルスを起源とした共生編集的な生命系をつくってきたのであろうと思うことである。あとからウイルスが厄介なことをしはじめたのではなくて、厄介なウイルスによって生命系が複合的に始動してきたと考えてみることだ。借家住まいのウイルスの活動を活用して、本体の生命系が細胞や細胞膜をつくったのではないかと思うことだ。

細胞は外からやってきたミトコンドリアだって取り込んだのである。さまざまな初期ウイルスの出入りをなんだかんだ活用しなかったはずがない。

松岡正剛の千夜千冊』1737夜)

 

 ところで、〈からだ〉の免疫系は、明るい〈こころ〉のトレーニングによって支えられている。先月、甲府市の在宅ホスピス医、内藤いづみさんが、「ウィズ・コロナ(コロナと共に)という考え方」について語ったラジオ番組「気になる人にキックス」の一部を抜粋して紹介する。内藤医師のホームページに音源のリンク(https://www.naito-izumi.net/archives/6972.html)があるので、実際の音声はこちらで聴くことができる。
☆ ひょっとしてコロナの終息はちょっとずつ長引くかもしれない。第2の波、第3の波もあるかもしれない。だからこそ、今を生きる私たちが「ウィズ・コロナ」という気持ちを持って、コロナと共に生きる中で、自分が今やらなければならないことをやるという考え方も持たないといけない。(中略)歴史は変わっています。その中で私たちは生きているので、それを希望につなげることこそが、大人の責任だと思っています。これまでの物差しではなく、新しい物差しが必要です。

☆ 先日は、1日1回は「ありがとう」を言いましょうと伝えましたが、今日は寝る前に「5つ、これが嬉しかった」と言葉にすること、あるいは日記につけることを習慣づけてもらいたいと思います。(中略)例えば「マスク越しだけど、誰々とおしゃべりした」、「庭の花がきれいだった」など、なんでもいいんです。ポジティブな自分になるためのトレーニングだと思ってやってみてください。前に進むということが希望なので、「ウィズ・コロナ」であっても一歩前に進み、1日の終わりにはたった5つの楽しいことを思い出してください。免疫が上がるはずです。

(「気になる人にキックス」 YBS山梨放送4月27日放送)

 

 

出版ジャーナリスト 原山建郎(はらやま たつろう)

 出版ジャーナリスト・武蔵野大学仏教文化研究所研究員・日本東方医学会学術委員

 1946年長野県生まれ。1968年早稲田大学第一商学部卒業後、㈱主婦の友社入社。『主婦の友』、『アイ』、『わたしの健康』等の雑誌記者としてキャリアを積み、1984~1990年まで『わたしの健康』(現在は『健康』)編集長。1996~1999年まで取締役(編集・制作担当)。2003年よりフリー・ジャーナリストとして、本格的な執筆・講演および出版プロデュース活動に入る。

 2016年3月まで、武蔵野大学文学部非常勤講師、文教大学情報学部非常勤講師。専門分野はコミュニケーション論、和語でとらえる仏教的身体論など。

 おもな著書に『からだのメッセージを聴く』(集英社文庫・2001年)、『「米百俵」の精神(こころ)』(主婦の友社・2001年)、『身心やわらか健康法』(光文社カッパブックス・2002年)、『最新・最強のサプリメント大事典』(昭文社・2004年)などがある。

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